監修:鈴木勇次郎(リンクサス修理 技術者)更新日:2026-10-11
What is “Aka-ROM”
赤ロム(ネットワーク利用制限)の意味と、○・△・×・-の見方、IMEI での確かめ方
中古のスマホを買ったら電話もデータ通信も使えない。調べると「赤ロム」だった。赤ロムは、携帯電話会社が通信の利用を制限しているスマホを指す呼び名です。端末の故障ではないため、画面やバッテリーの修理とは別の話になります。このページは、楽天モバイル・au・ソフトバンク・ドコモの公式の説明をもとに、赤ロムの意味、制限がかかる主なわけ、確認サイトの○△×の見方、IMEI(製造番号)での確かめ方、中古を買う・売るときに気を付けることをまとめたものです。
赤ロムとは
- ネットワーク利用制限は、不正に手に入れた端末が振り込め詐欺などの犯罪に使われるのを防ぐためのしくみです。分割払いの支払いが滞った端末にも行われます。
- 楽天モバイルは、赤ロムを、前の持ち主が代金を払い終えていない(または不正に手に入れた)ために、携帯電話会社が利用を制限しているスマホ、と説明しています。
- 端末そのものに制限がかかっているので、SIM カードを入れても、通話もデータ通信も使えません。
- 「ロム」は本来、読み出し専用の記憶装置(ROM)のことですが、スマホ全体をこう呼ぶことがあります。契約の情報が端末に書き込まれていた時代の呼び方の名残で、SIM が入っていて使える状態のものを「黒ロム」、入っておらず制限もないものを「白ロム」と呼ぶこともあります。
- 買ったときは白ロムでも、分割払いが終わっていない端末は、元の持ち主の支払いしだいで、あとから赤ロムになることがある、と楽天モバイルは注意しています。
出典:楽天モバイル「赤ロムとは?白ロム・黒ロムと異なる点や、確認方法を解説」(2024-10-31 公開、2026-10-11 確認)、「ネットワーク利用制限とは?」(2025-06-20 公開、2026-10-11 確認)
利用制限がかかる主なわけ
各社の説明に共通するのは、不正に手に入れた・不正に契約した端末と、代金が支払われていない端末です。
- au:販売店での盗難や詐欺などで不正に手に入れた端末、代金(立替払いなどを含む)が支払われていない端末、本人確認書類の偽造や申込書の虚偽など不正な契約で手に入れた端末、交換用の端末を届けるサービスで回収され、使えないことになった端末、を挙げています。
- ソフトバンク:盗難や詐欺などの犯罪で不正に取得された場合、申込書に虚偽の内容がある場合、請求書などの郵便物が届かない場合、代金の支払いがされていない、またはそのおそれが高い場合などを挙げています。オークションや中古市場で買った端末も、不正に契約・取得されたものなら制限の対象になることがある、としています。また、あんしん保証パックなどの水濡れ・全損や盗難・紛失の保証で交換の対象になった古い端末(ショップで回収したものを含む)も挙げています。
- ドコモ:2016年6月から、「ドコモの分割払い」などで代金の滞納のおそれがある、または滞納となった端末も、制限の対象に加えています。
出典:au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」(2026-10-11 確認)、ソフトバンク「中古携帯電話を利用する際の注意事項を確認する / ネットワーク利用制限」(2026-10-11 確認)、NTTドコモ「ネットワーク利用制限の対象拡大に関するお知らせ」(2016-05-17 公開、2026-10-11 確認)
確認サイトの「○」「△」「×」「-」の見方
- ○:使える。一括で払った、または分割払いを払い終えた端末です。ただし、あとで不正な契約などが分かれば、制限されることがあります。
- △:今は使えるが、分割払いの滞納などで、あとから制限される可能性がある状態です。ドコモは、分割払いの期間中や、買ってから調査をしている一定の期間は「△」と表示するとしています。
- ×:利用制限中。赤ロムの状態で、通信も通話も使えません。
- -:その IMEI が確認できない状態です。買ったばかりで反映されていない、番号の入力違い、別の携帯電話会社の端末を照会した、といったときに出ます。どの会社で売られた端末か分からないときは、ほかの会社の確認サイトでも調べます。
au は、確認できるのは前の日の時点の登録の状況で、修理などで IMEI が変わった端末は、その情報が反映されるまで確かめられないことがある、としています。
出典:楽天モバイル「ネットワーク利用制限とは?「○」「△」「×」の意味や確認方法をわかりやすく解説」(2025-06-20 公開、2026-10-11 確認)、NTTドコモ「ネットワーク利用制限の対象拡大に関するお知らせ」(2016-05-17 公開、2026-10-11 確認)、au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」(2026-10-11 確認)
IMEI(製造番号)で確かめる
- IMEI を調べる。電話アプリのダイヤルで「*#06#」と入れると、15けたの番号が出ます(多くは「35」で始まります)。iPhone は「設定」>「一般」>「情報」、Android は「設定」>「デバイス情報」などでも見られます。箱や製造シールに書かれていることもあります。
- 番号に「/」などの区切りがあれば除き、15けたの数字を控える。楽天モバイルによると、iPhone で「IMEI1」「IMEI2」の二つが出るときは「IMEI」か「IMEI1」を、SIM スロットが二つある Android はスロット1の番号を使います。「*#06#」で表示されない機種もあります。
- その端末を売った携帯電話会社の確認サイトに、IMEI を半角で入れて照会する(au・ソフトバンク・ドコモなど、各社が用意しています)。各社の案内のページから進めます。
- 中古を買う前に、売り手から IMEI を教えてもらえれば、買う前に照会できます。
出典:ソフトバンク「中古携帯電話を利用する際の注意事項を確認する / ネットワーク利用制限」(2026-10-11 確認)、楽天モバイル「IMEIの確認方法」(2026-10-11 確認)、「ネットワーク利用制限とは?」(2025-06-20 公開、2026-10-11 確認)、au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」(2026-10-11 確認)
赤ロムだと分かったとき
- ソフトバンクは、利用制限をかけた端末の制限は解除しない、としています。
- 楽天モバイルは、買ったあとに赤ロムと分かったら、売った業者に返品するよう案内しています。持ち主が自分で制限を外すことはできず、フリマアプリやオークションでは売り手と連絡が取れず返品が難しいこともある、としています。
- 利用制限は携帯電話会社がかけるもので、端末の部品の故障ではありません。当サイトの店舗の修理メニュー(画面・バッテリー・充電口・水没など)に、利用制限を外すものはありません。
出典:ソフトバンク「中古携帯電話を利用する際の注意事項を確認する / ネットワーク利用制限」(2026-10-11 確認)、楽天モバイル「赤ロムとは?白ロム・黒ロムと異なる点や、確認方法を解説」(2024-10-31 公開、2026-10-11 確認)
中古を買う・売るときに気を付けること
- au は、中古や譲り受けた端末を使うときは、契約や手に入れ方にかかわらず制限されている可能性があるとして、事前に自分で確かめるよう求めています。
- 楽天モバイルは、「△」の端末は「○」より安く売られる傾向があるものの、元の持ち主の分割払いが滞ると「×」に変わることがあると注意しています。フリマアプリやオークションで「×」「△」の端末を出品するのは、多くの場合、規約違反とされている、とも書いています。
- 楽天モバイルは、多くの中古販売店が、赤ロムになったときに返金や交換をする「赤ロム保証」を用意しているとして、保証の有無と内容を確かめるよう勧めています。フリマアプリやオークションでは、規約で禁じられていても制限のある端末が出品されてしまうことがあるため、買う前に IMEI を確かめるなど、買う人が自分で対策をとるよう案内しています。
- 楽天モバイルは、携帯電話会社や MVNO 以外の業者・個人から、SIM が入って使える状態の端末(黒ロム)を買うと、携帯電話不正利用防止法に違反するおそれがあるとしています。
- 使わなくなったスマホを売るときは、運営会社の LINXAS株式会社(リンクサスモバイル)の買取もご利用いただけます。買い取れるかどうかや額は、端末の状態などを見て事前査定・本査定で案内されます。利用制限の表示がある端末の扱いは、事前査定でお問い合わせください(修理しないで売るときは)。手放す前のデータの消し方は「使わなくなったスマホの処分」にあります。
出典:au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」(2026-10-11 確認)、楽天モバイル「ネットワーク利用制限とは?」(2025-06-20 公開、2026-10-11 確認)、「赤ロムとは?」(2024-10-31 公開、2026-10-11 確認)
よくある疑問
- 「△」の端末は、今は使えますか:楽天モバイルの説明では「△」は使える状態です。ただし、分割払いが滞ると「×」に変わることがあります。
- 自分の分割払いが終わっていない端末を売ると、どう表示されますか:ドコモの説明では、「ドコモの分割払い」などで買った端末は、分割払いの期間中は「△」と表示されます。買い取ってもらえるかどうかは、売る先の案内をご確認ください。
- 修理のあと、確認サイトで調べられないことはありますか:au は、修理などで IMEI が変わった端末は、その情報が反映されるまで確認サイトで確かめられないことがある、としています。
出典:楽天モバイル「ネットワーク利用制限とは?」(2025-06-20 公開、2026-10-11 確認)、NTTドコモ「ネットワーク利用制限の対象拡大に関するお知らせ」(2016-05-17 公開、2026-10-11 確認)、au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」(2026-10-11 確認)
関連:修理しないで売るときは・使わなくなったスマホの処分・スマホは修理か買い替えか