監修:鈴木勇次郎(リンクサス修理 技術者・修理経験15年)更新日:2026-10-23
Parts & Service History
「部品と修理の履歴」の見方と、「不明な部品」と出たとき
修理したことのある iPhone は、設定アプリで「部品と修理の履歴」を見ることができます。交換した部品が Apple の純正部品かどうか、ほかの iPhone で使われていた部品かどうかなどが、部品ごとに表示されます。中古で買った iPhone や、これから売る・下取りに出す iPhone の確かめにも使えます。このページは、Apple サポートの案内に沿って、見方・表示の意味・機種ごとに表示される部品・「不明な部品」と出たときのことと、修理を頼む前に店舗で確かめておくとよいことをまとめたものです。
見方(iOS 15.2 以降)
- 「設定」を開き、「一般」をタップします。
- 「情報」をタップします。修理の履歴がある iPhone では、この画面に「部品と修理の履歴」の欄が出ます。
- 部品の名前をタップすると、インターネットにつながっていれば、修理の日などのくわしい情報が出ることがあります。
- iOS 15.2 より前の iOS では、交換した部品が「不明な部品」かどうかしか分かりません。
- 同じ部品を何度か修理していると、いちばん新しい修理の情報だけが出ます。
- iPhone を譲ったり売ったりすると、新しい持ち主もこの履歴を見ることができます。
出典:Apple サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」(2026-07-10 公開、2026-10-15 確認)
部品の横に出る表示の意味
- 純正部品:Apple の純正部品を使い、Apple の手順で修理された部品です。
- 不明:純正部品ではない、正しく動いていない、修理のあとの確かめ(その iPhone との関連付け)が済んでいない、手が加えられているなどの理由で、確かめられなかった部品です。
- 未確認:ロジックボード(本体の基板)が、以前ほかの iPhone で使われていたものに替わっている、という表示です。Apple Pay など一部の機能に影響が出ることがあります。
- 中古(Used):ほかの iPhone で使われていた純正部品です。iOS 18 以降の iPhone 15 以降では、同じ機種の別の iPhone のバッテリーやディスプレイなどを使えるようになり、その部品にこう表示されます。
- 修理を完了:新しい純正部品を取り付けたあと、「修理アシスタント」で修理を完了するまでの表示です。
Apple によると、とくに書かれていない限り、これらの表示が出ていても iPhone はそのまま使えます。
出典:Apple サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」(2026-07-10 公開)、「iPhoneの純正バッテリーについて」(2026-07-20 公開)(どちらも 2026-10-15 確認)
機種ごとに表示される部品
- iPhone 12 以降:バッテリー・ディスプレイ・ロジックボード・フロントカメラ・バックカメラ
- iPhone 11・11 Pro・11 Pro Max:バッテリー・ディスプレイ
- iPhone XR・XS・XS Max、iPhone SE(第2・第3世代):バッテリー
出典:Apple サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」、「iPhoneの純正ディスプレイについて」(2026-09-21 公開)(どちらも 2026-10-15 確認)
「不明な部品」と出たとき
- 通知:不明な部品が見つかると、修理のあとに初めてロックを解除したときと、その5日後に、通知が出ます。
- 下取り・売却:Apple は、不明な部品があると下取りの価格に影響することがある、としています。
- バッテリー:純正と確かめられないバッテリーでは、「バッテリーの状態」の情報(最大容量など)が正確でないことがあります。「このiPhoneのバッテリーがApple純正部品なのか確認できません」と出るのはこのときです。
- ディスプレイ:Apple は、純正ではないディスプレイでは、タッチの反応や、明るさ・色・True Tone の働きなどに問題が出るおそれがある、としています。
- 「Appleにより、このiPhoneの情報がアップデートされました」:ディスプレイやバッテリーで出ることのある通知で、Apple がその iPhone の記録を更新した、という意味です。
出典:Apple サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」、「iPhoneの純正バッテリーについて」、「iPhoneの純正ディスプレイについて」(いずれも 2026-10-15 確認)
部品ごとに知っておきたいこと
- バッテリー:Apple は、純正ではないバッテリーでは、容量が足りない・きちんと収まらない・性能に問題が出る、ソフトウェアのアップデートのあとや充電中に思わぬ症状が出る、といったおそれがあるとしています。iPhone 15 以降は「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で、使い始めた日・最大容量・充放電の回数も見られます。
- フロントカメラ(TrueDepth カメラ):Face ID のもとになる部品です。調整が終わるまで Face ID は使えず、履歴の「TrueDepthカメラ」の横に「修理を完了」と出ます。Apple は、純正ではない部品や修理が完了していない場合、ピントが合わない・画像がはっきりしないなどの問題が起きることがあるとしています。iPhone 16 以降は、同じ機種の別の iPhone のフロントカメラと交換でき、そのときは「Used」と出ます。
- ロジックボード:以前ほかの iPhone で使われていたロジックボードが見つかると、設定アプリに通知が出て、閉じるまで消えません。
- 部品の不具合で機能に大きな影響があるとき:その問題が見つかったあと初めてロックを解除したときに一度だけ通知が出て、「部品と修理の履歴」の欄の通知は閉じるまで残ります。
出典:Apple サポート「iPhoneの純正バッテリーについて」、「iPhoneの純正フロントカメラについて」(2026-01-14 公開)、「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」(いずれも 2026-10-15 確認)
中古の iPhone を買う・譲り受けるとき
- 修理の履歴は新しい持ち主も見られるので、受け取ったら「設定」>「一般」>「情報」で「部品と修理の履歴」の欄があるかを見ておくと、どの部品が交換されたかの手がかりになります。
- 表示される部品は機種によって違い、上の表にない部品(スピーカーや充電口など)は履歴には出ません。
出典:Apple サポート「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」(2026-10-15 確認)
「修理アシスタント」と修理の完了
- 純正部品は、作られたときのデータで1つずつ調整(キャリブレーション)されていて、修理を完了するときにそのデータが iPhone に取り込まれます。完了していない部品は、調整された部品と比べて性能が劣ることがあります。
- Face ID・Touch ID の部品は、調整が終わるまで、ロックの解除・支払い・アプリへのサインインに使えません。
- 修理アシスタントで完了できる部品は機種によって違います(iPhone 12・13 はバッテリー・ディスプレイ・フロントカメラ・背面カメラ、iPhone 14・15 はそれに背面ガラス、iPhone 16 以降はさらに筐体)。使うには、Wi-Fi への接続、バッテリーの残り20%より多いこと、最新の iOS が要ります。
出典:Apple サポート「修理アシスタントを使って、iPhoneやiPadの修理を完了する」(2026-09-21 公開)、「iPhoneの部品と修理サービスの履歴」(どちらも 2026-10-15 確認)
修理を頼む前に、店舗で確かめておくこと
- このサイトの掲載店は、Apple や Apple 正規サービスプロバイダではありません。使う部品の種類(純正部品か、互換の部品か)は店によって違い、純正ではない部品に交換すると、履歴に「不明」と出ることがあります。
- 頼む前に、使う部品の種類と料金、修理のあとの保証を、店舗で確かめてください。料金は部品の種類で変わります(バッテリー交換・画面割れ修理・液晶の不具合・インカメラの修理)。
- 近いうちに売る・下取りに出すつもりなら、修理の前に買取の事前査定と比べる方法もあります(iPhone・スマホを売るとき)。
- 修理の前には、大切なデータのバックアップをとっておくと安心です(修理の前のバックアップ)。
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