監修:鈴木勇次郎(リンクサス修理 技術者)更新日:2026-10-11
Backup
修理に出す前のバックアップと、新しいスマホへのデータの移し方
スマホを修理に出す前や、機種を替える前には、写真・連絡先・アプリのデータなどのバックアップをとっておくと安心です。Apple も、バックアップがあれば、端末の交換・紛失・損傷のときにも情報のコピーが手元に残る、としています。このページは、Apple と Google の公式の案内に沿って、iPhone(iCloud・Mac・Windows)と Android(Google アカウント)のバックアップのとり方、修理のあとや新しい端末への戻し方・移し方をまとめたものです。ここに書いた手順は、ご自身の端末とアカウントで行うものです。画面が割れていても操作できるうちに、早めにとっておくことをおすすめします。
iPhone:iCloud とパソコン、どちらでとるか
iPhone のバックアップは、iCloud に置く方法と、Mac か Windows パソコンに置く方法があります。予備として両方とっておくこともできます。
- iCloud:Wi-Fi があればパソコンなしでとれます。バックアップは常に暗号化されます。容量は iCloud のストレージのプランによります。
- パソコン:容量はパソコンの空きによります。暗号化は選べます(最初はオフ)。ヘルスケア・アクティビティ・キーチェーンのデータまで残したいときは、暗号化が必要です。
- iCloud のバックアップに入らないもの(例):すでに iCloud に同期しているもの(「iCloud写真」をオンにしている写真、iCloud と同期しているメッセージ、iCloud のメモなど)は、バックアップではなく同期で守られます。ほかのクラウドのメール(Gmail など)・Apple Pay の情報・Face ID や Touch ID の設定も入りません。
- パソコンのバックアップに入らないもの(例):App Store などで手に入れたコンテンツ、パソコンから同期した音楽や写真、iCloud に同期済みのデータ、Face ID・Touch ID の設定、Apple Pay の情報など。
出典:Apple サポート「iPhoneやiPadのバックアップ方法」(2025-03-06 公開、2026-10-11 確認)、Apple サポート「iPhone、iPad、iPod touchをバックアップする方法」(2026-05-20 公開、2026-10-11 確認)
iPhone:iCloud でバックアップする
- iPhone を Wi-Fi につなぐ。
- 「設定」で自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」と進む。
- 「今すぐバックアップを作成」をタップし、終わるまで Wi-Fi につないだままにする。終わると、ボタンの下に最後にとった日時が出ます。
同じ画面で「このiPhoneをバックアップ」をオンにしておくと、電源と Wi-Fi につながり、画面がロックされているあいだに自動でとられます。容量が足りないという表示が出たときは、画面の案内に沿ってストレージのプランを上げる(有料)か、パソコンでとる方法を使います。
出典:Apple サポート「iCloudでiPhoneやiPadをバックアップする方法」(2026-09-24 公開、2026-10-11 確認)
iPhone:Mac・Windows パソコンでバックアップする
- iPhone をケーブルでパソコンにつなぐ。Mac で求められたら、アクセサリの接続を「許可」します。
- Mac は Finder(macOS Mojave 以前は iTunes)、Windows は Apple デバイスアプリ(無いときは iTunes)を開き、iPhone を選ぶ。
- 「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら、パソコンと iPhone の両方で信頼し、iPhone のパスコードを入れる。
- 必要なら「ローカルのバックアップを暗号化」を選び、パスワードを決める。
- 「今すぐバックアップを作成」をクリックし、終わるまで待つ。終わると最新の日時が表示されます。
暗号化のパスワードは控えておいてください。Apple は、このパスワードが無いと暗号化したバックアップを復元する手立てがなくなる、としています。
出典:Apple サポート「MacでiPhoneやiPadをバックアップする方法」(2026-10-07 公開、2026-10-11 確認)、Apple サポート「iPhone、iPad、iPod touchをWindowsでバックアップする方法」(2026-09-24 公開、2026-10-11 確認)
iPhone:修理のあと・初期化のあとにデータを戻す
- iCloud から戻す:電源を入れて「こんにちは」の画面から設定を進め、「アプリとデータを転送」の画面で「iCloudバックアップから」を選び、Apple Account でサインインして、日付と大きさを見比べてバックアップを選びます。設定が終わったあとも、写真やアプリなどの復元は裏で続き、量によっては数時間から数日かかるので、Wi-Fi と電源につないでおきます。
- パソコンから戻す:Finder か Apple デバイスアプリ(または iTunes)で iPhone を選び、「バックアップを復元」から日付を見て選びます。暗号化したバックアップは、パスワードを入れます。再起動したあとも、同期が終わるまでつないだままにします。
- 上書きに注意:修理から戻った iPhone を「新しい iPhone」として設定し、あとで前の iCloud バックアップに戻すつもりなら、Apple はできるだけ早く消去して戻すよう案内しています。そのままにすると、新しくとられたバックアップで前のものが上書きされてしまいます。
出典:Apple サポート「iPhone、iPad、iPod touchをバックアップから復元する」(2026-07-20 公開、2026-10-11 確認)
iPhone から新しい iPhone へ:クイックスタート
手元に今の iPhone(iOS 11 以降)があれば、クイックスタートで新しい iPhone を設定しながら、そのままデータを移せます。転送のあいだは今の iPhone を数分使えなくなるので、両方を最新の iOS にし、時間のあるときに行ってください。
- 今の iPhone を Wi-Fi につなぎ、Bluetooth をオンにして、ロックを解除する。
- 新しい iPhone の電源を入れて近くに置き、画面の案内に沿って設定を始める。
- Wi-Fi(またはモバイル通信)につなぎ、求められたらモバイル通信のアクティベート、Face ID・Touch ID の設定を進める。
- データの移し方を選ぶ。iCloud からダウンロードする方法は、データが裏で入るのですぐ使い始められます。今の iPhone から直接移す方法は、終わるまで待つ必要があります。
- 終わるまで、2台を電源につないだまま近くに置いておく。かかる時間は、ネットワークの状態やデータの量によって変わります。
ケーブルでつないで移す方法や、iCloud・パソコンのバックアップから移す方法もあります。学校や会社の管理(Apple School Manager・Apple Business)に登録された iPhone には、クイックスタートで移せません。
出典:Apple サポート「クイックスタートを使って新しいiPhoneやiPadにデータを転送する」(2026-09-17 公開、2026-10-11 確認)
Android:Google アカウントにバックアップする
- 先に画面ロックを:バックアップを守るため、スワイプや Smart Lock ではなく、PIN・パターン・パスワードの画面ロックにしておきます。一部のデータは、この画面ロックで暗号化されます。
- 自動のバックアップ:「設定」>「Google(Google サービス)」>「すべてのサービス」の「バックアップと復元」で「バックアップ」を開き、オンにします。写真と動画・デバイスのデータのどちらを入れるかも選べます。最初のバックアップは24時間ほどかかることがあり、終わると種類の下に「ON」と出ます。
- 今すぐとる:同じ画面の「今すぐバックアップ」をタップします。
- 入るもの:アプリとアプリのデータ・通話履歴・連絡先・デバイスの設定。Google の電話アプリの通話設定やブロックした番号、Google フォトを使っていれば写真と動画も入ります。アプリによっては、設定やデータを戻せないものがあります。
- 容量:Google アカウントは最大 15 GB まで無料で、足りないときは Google One で増やせます。
- 確かめ方:「設定」>「Google サービス」>「バックアップ」の「バックアップの詳細」で、入っているデータを見られます。
仕事用プロファイルで設定した端末や会社の端末では、この方法は使えません。
出典:Google(Android ヘルプ)「Android デバイスのデータをバックアップ、復元する」(2026-10-11 確認)
Android:修理のあと・新しい Android へ移す
- バックアップから戻す:初めて設定するときや、出荷時の設定へのリセットのあとに、同じ Google アカウントを追加すると、画面の手順でデータと設定を戻せます。戻るまで24時間ほどかかることがあります。Google フォトの写真と動画は、すでにアカウントに入っています。
- Android のバージョンに注意:新しい端末の Android が前の端末より古いと、戻せない・移しきれないことがあります。両方が同じか、新しい端末のほうが新しいバージョンである必要があります。
- 2台をつないで移す:android.com の案内では、新旧の Android の電源を入れると、新しい端末の画面に前の端末とワイヤレスでつなぐ手順が出ます。SIM を有効にし、Google アカウントを追加して、コピーするデータを選べば、使い始めたあとも転送が進みます。Google Play のアプリ(DRM で守られた音楽を除く)、本体と SIM カードの連絡先、SMS・MMS・RCS のメッセージなどが対象です。
- Bluetooth の機器:イヤホンやスピーカーは、新しい端末で設定し直す(ペア設定)必要がある場合があります。
出典:Google(Android ヘルプ)「Android デバイスのデータをバックアップ、復元する」(2026-10-11 確認)、Android(Google)「新しい Android へデータを転送する」(2026-10-11 確認)
もう動かなくてバックアップがとれないとき
電源が入らない・起動を繰り返すなど、操作できない状態ではバックアップをとれません。iPhone がロゴで止まるときは、データを消さずに試せる手順を「iPhoneがリンゴループ・再起動を繰り返す・フリーズするとき」にまとめています。パソコンの「復元」は中身を消去するので、バックアップが無いときは選ぶ前に考えてください。
動かなくなった端末からデータを取り出したいときは、データ復旧作業(スマホ復旧サービス)のご相談を受けています。取り出せるかどうかは端末の状態によるため、店舗で端末を確認してからお伝えします(お見積もりは無料です)。
| データ復旧作業 | 品川店 | 神戸三宮店 |
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| iPhone | 22,000円~ | 36,800円~ |
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| iPad | 25,300円~ | 25,300円~ |
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| Android | 店舗にお問い合わせください | 店舗にお問い合わせください |
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料金はそれぞれの店の料金表でいちばん安い機種の料金で(税込・参考価格)、端末の状態によって変わります。機種によっては要お問い合わせです。機種ごとの料金はデータ復旧作業と料金表でご覧いただけます。
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